水道パイプの種類と用途とトラブル事例
【水道職人が教える】水道パイプの種類と用途とトラブル事例
新旧3種類の水道パイプの特徴とは一体何か?
みなさんこんにちは!アンシンサービス24の小林です。
今回のテーマは「新旧3種類の水道パイプの特徴」についてご紹介しますね。
ぜひ、ご参考にされてみてくださいね。
今回も私、アンシンサービス24の小林が、みなさんの疑問についてわかりやすくご説明させていただきますね。
水道パイプについて
今回はお水を通すパイプである「給水パイプ」について、お話をさせていただきます。
お客様のご自宅で、漏水でパイプを替えたり、鉄管がサビて替えたり、途中から管を替えたりという作業をする時に、
お客様から素朴な疑問をいただきます。
「小林さん、鉄管とか、最近なくなってきたみたいだけど、塩ビパイプやクネクネのやつあるやん 結局どの管がいいの?」
というご質問をいただきます。
今回は「給水パイプ」に関するお客様の様々な疑問にお答えさせていただこうと思います。
全部を紹介すると、凄く大変なことになるので、一般的に使うような「給水パイプ」についてお答えさせていただきます。
塩ビパイプについて
最初にご紹介する給水パイプが、塩ビパイプです。
塩ビパイプには、昔から使われている「灰色のパイプ」、もう一世代新しく、いまだに健在な「紺色のパイプ(HIパイプ)」
があります。
違いは「紺色のパイプ(HIパイプ)」の方が強度が高いことです。
それぞれサイズが豊富です。
これらのパイプは、地中に埋めたり、壁の中を通したり、露出させたりできます。
架橋ポリ管について
次は架橋ポリ管について、ご説明させていただきます。
架橋ポリ管は主に最近の住宅で多く使われている管です。
架橋ポリ管は、自宅の床下などで、分岐ヘッダーから、分岐して各所に延びているポリ管です。
一般的には、水色の被覆のものが水用、オレンジ色の被覆がお湯用です。ただし中身のポリ管は同じです。
フレキシブル管について
3つ目に、フレキシブル管について、ご説明させていただきます。
フレキシブル管は、一般的にトイレのタンクにつないであったり、瞬間湯沸かし器の下のところにつないであります。
あとは、保温材などを巻いてあって、見にくいところに使われています。
フレキシブル管は、ステンレスの管です。
長さに合わせて切断して、両端にナット・パッキンを入れて締め付けて接続します。
最近の水道パイプの現状について
その他にも鉄管・ポリ管もあります。
最近の住宅に使われている水道パイプは、今回ご紹介したものが多いです。
最近の住宅は、鉄管がまずなくなってきています。
最近は主に、HIパイプ・架橋ポリ管・フレキシブル管の3つの組み合わせがよく使われています。
一昔前は、鉄管・灰色の塩ビパイプがよく使われていました。その後HIパイプ・架橋ポリ管がでてきたような感じです。
塩ビパイプの水漏れについて
「灰色のパイプ」「紺色のパイプ(HIパイプ)」などの塩ビパイプは、切断して接着剤を塗って、継ぎ手でつなぎます。
古くなってくると、硬くなり柔軟性がなくなってきます。その後「パチッ」と割れてしまいます。
また冬場にも、凍結して「パチッ」と割れてしまいます。
そこで水漏れとかが起こります。
架橋ポリ管の水漏れについて
架橋ポリ管は、耐久年数が60年といわれています。
なので、新築で家を建てて、架橋ポリ管を使うと、その後60年は安泰です。
私の経験則では、きちんと施工してあれば水漏れはほとんどありません。
ただ一点、エコキュートに取り付けられている時にはご注意ください。
架橋ポリ管の接続は、専用のカッターで切断して、継ぎ手をワンタッチでつなぐことができます。
外回りは塩ビパイプできて、屋内は架橋ポリ管というパターンです。
フレキシブル管の水漏れについて
フレキシブル管は、使い方としては屋外からの塩ビ管から先をつなぎ、給湯器につなげます。
フレキシブル管はステンレスなので、管の途中から水漏れすることはほぼありません。
ありえるのは両端がパッキンの接続になるので、パッキンが悪くなってそこから水漏れをすることがあります。
それがネックとなっています。
悪い使い方として、フレキシブル管を地中に埋めて使うというパターンがありましたが、これはNGな使い方です。
基本的には、地上で見えるところで使ってください。
給水パイプについてご不明な点があれば、ぜひ一度アンシンサービス24にお問い合わせくださいね。
給水パイプに関するお客様のあらゆる疑問にお答えさせていただきます。
2020年9月29日 3:05 PM | カテゴリー : 住宅設備 | タグ :